ポイント還元などで近頃一気に広まりだしたキャッシュレス・スマホ決済サービスは、多くの種類があり興味があったとしてもどれが良いのかさっぱり分からなくなってしまいます。
「現金でやりとりする必要がないキャッシュレスは購入側、販売側どちらから見ても便利」という認識はありつつもサービスの種類があまりに多く、手が出せないと考えてしまう場合もですよね。
今後まだまだスマホやキャッシュレス決済は増えて行くと思われますが、店舗導入側の個人事業主などの方でも、一通りどんなものがあるのかなどは知っておいても損ではありません。
そこでまず知っておきたいキャッシュレス・スマホ決済のサービスを一覧でリストアップしてみました。どんなサービスがあるのか、どんな種類があるのかの確認にぜひチェックしていきましょう!
(この記事内容は、公開した2019年11月23日現時点でのスマホ決済・キャッシュレスの商標です)
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スマホ決済(QRコード決済)の種類一覧まとめ
スマホの普及によってスマホ決済のサービスは多くまた手軽に利用できると利用者も増加中なので、スマホ決済の種類をチェックしていきましょう。
サービス事業者系
まず最初に、キャッシュレスのサービス事業者により用意されているキャッシュレス・スマホ決済サービスの種類からご確認ください。
大手会社のキャッシュレスサービス事業として展開している運営が多く、利用できるお店が多い、連携しているサービスのポイントも入るなど、様々なメリットがあります。
- ペイペイ
- 「100億円あげちゃうキャンペーン」で一気に知名度を上げたのがペイペイで、スマホ決済デビューがペイペイからという方も多い。ソフトバンクグループ株式会社・ソフトバンク株式会社・ヤフー株式会社の共同出資によるサービス。
- LINEペイ(ラインペイ)
- スマホユーザー内の普及率が圧倒的に高いLINEのスマホ決済サービスなので利用者が多く、利用可能店舗も増えている。精算後の割り勘がLINEでできる、ポイント還元率が良いというメリットもあり、ペイペイと並ぶ大手のひとつ。
- 楽天ペイ
- 楽天ペイも多くの店舗で見かけるキャッシュレス決済サービスで、QRコードを早くから取り入れていたため利用者が多い。楽天市場でポイントを利用することも可能なため、楽天のサービスを使っているユーザーにとってお得。
- メルペイ
- フリマアプリ「メルカリ」と連携しているキャッシュレス決済アプリで、メルカリの売上金をそのまま利用して買い物できる、売上金がなくても手数料なしでチャージして利用可能と使いやすく、使える店舗も多い。
- d払い
- dポイントが貯まるキャッシュレスサービスでネットショッピングでも利用可能、多くの店舗で利用可能と使いやすく、dポイントを日頃から使っている、貯めているユーザーにとってのメリットが多いのが特徴。
- auPay
- auのキャッシュレスサービスがauPayでauWALLETポイントが貯まる、QRコードで支払いができると使いやすく、auユーザーの方にオススメしたいサービス。使える店舗も多く楽天ペイの対象加盟店でも一部利用可能なのがメリット。
- クオカードペイ
- ギフトカードで広く使われているクオカードのキャッシュレスサービスで、複数のクオカードPayの残高をひとつのアプリにまとめ有効期限が近いものから消費してくれる、有効期限を通知してくれると使いやすい。
- ピクシブペイ
- イラスト系SNS「ピクシブ」が運営しているキャッシュレスサービスで、コミケなど同人誌即売会でお金を取り出す手間なく使える、作品を購入してくれた方やフォロワーへメッセージを送れる、ピクシブペイが利用できるサークルの検索ができるなどが魅力。
- エポスペイ
- マルイグループのクレジットカード「エポスカード」のサービスのひとつとして提供されているのがエポスペイで、エポスカードと連携していて使いやすい、エポスカード公式アプリの追加機能なのですぐに使えるのがメリット。
スマホ決済事業者系
一気に広がってきたキャッシュレスサービスの中でもスマホ決済サービスを中心に提供しているのがスマホ決済事業者で、アプリを利用するためスマホ利用者にとっても使いやすく、スマホでキャッシュレスしたい方におすすめです。
- Origamiペイ(オリガミペイ)
- 国際的なセキュリティ基準「PCI DSS」に完全準拠したアプリを提供しているスマホ決済事業者で、iPhoneAndroidどちらもアプリをインストールすればすぐに使える、会員登録料や手数料もなしで使えるのが魅力。
- プリン
- シンプルに使いやすいアプリで、友達や家族とメッセージを送り合う感覚でお金のやり取りができる、おしゃれで使いやすいUI、QRコードにも対応している。現在は利用できる店舗が少ないもののお店の導入コストが無料なので今後に期待できるアプリ。
- Pay ID(ペイアイディー)
- お店だけではなく友達との金銭のやり取りにも使えるのがPay IDで、アプリ内で支払って欲しい友達などに請求し、それを承認するだけで支払いが完了するため使いやすい。支払いはクレジットカード。
- Sma-sh Pay(スマッシュペイ)
- 株式会社ラッセルが運営するスマホ決済アプリで、運営会社がシミュレーションゲームやゲーム関連の音楽を取り扱う会社ということもあり、コミケや同人誌関係のお店で使いやすい。プリペイド方式が採用されているためうっかり使いすぎなども避けられるのが魅力。
- アトネ
- クレジットカードがなくても簡単に利用できる後払い決済サービスというのが特徴で、後払い決済サービスを提供している株式会社ネットプロテクションズホールディングスが運営しているため安心して利用可能。
- &ペイ(アンドペイ)
- &ペイはヘルスケア事業などを展開しているアプリ「ルナルナ」などが有名な株式会社エムティーアイが運営しているアプリで、銀行口座を登録するだけですぐに使えるのが魅力なものの、現在利用できる銀行が少ないのがデメリット。
- スキヤキペイ
- イベントなどのグッズ販売は現金決済が多く販売者側としても購入者側としても手間がかかり、その解消のために作られたのがスキヤキペイで、在庫管理などもアプリで行える、購入側も手持ちの現金がなくとも購入できるのが魅力。
流通事業者系
アマゾン、またローソンやファミリーマートなど流通事業者が運営しているキャッシュレスサービスも多くあり、それぞれの店舗を多く利用している場合はぜひオススメします。
- Amazon Payアマゾンペイ
- 多くの方が通販で利用しているアマゾンのキャッシュレスサービスで、アマゾンでの買い物はもちろん、アマゾンアカウントを利用すればその他のサイトでも利用可能、クレジットカードを登録しておけば決済が簡単なのが魅力。
- ローソンスマホペイ
- 大手コンビニのローソンが運営しているスマホ決済のアプリがローソンスマホペイで、商品をスマホのカメラで撮影することで随時決済が可能=レジで待つことなく購入が可能なため、ローソンを利用している場合に便利。
- ファミペイ
- 2019年から提供が始まったファミペイはファミリーマートの運営によるアプリで、決済の手軽さはもちろん、クーポンや回数券などの機能も搭載されている。ファミペイボーナスの付与が多く、ファミリーマートを多く利用している場合にオススメ。
- コープペイ
- みやぎ生協が提供しているアプリがコープペイで、生協に銀行口座を登録している場合はすぐにアプリの利用もできる、登録料や手数料がかからない、18歳以上の家族も同じ組合員番号で別のスマホに登録が可能というのが魅力。
- ヨドペイ※詳細未定
- 大手家電量販店ヨドバシカメラもスマホ決済サービスに参入が決定していて、ヨドペイは詳細情報はまだ分からないもののヨドバシカメラでの買い物やポイントにお得なアプリになるのではないかと噂されている、詳細未定。
- Uペイ(ユーペイ)※詳細未定
- Uペイは株式会社USENが運営するキャッシュレスサービスでQRコード決済が可能、現在は利用できる店舗もまだ少ないものの利用幅が広くなることが予想されるため今後を見越して導入を検討もあり、詳細未定。
- ユニクロペイ※詳細未定
- ユニクロペイはまだ正式な発表はないものの今後導入されるユニクロのキャッシュレスサービスとして広まっていて、海外のペイに対応するのではないか、買取サービスに使われるのではないかと言われている、詳細未定。
銀行系
銀行系によるキャッシュレスサービスも多くあり、銀行運営のサービスを利用することで直接銀行口座から引き落としやチャージができるため使いすぎの防止にもなるのが魅力です。
- みずほWallet
- その名の通りみずほ銀行が運営しているスマホ決済サービスアプリがみずほWalletで、iPhoneAndroidどちらでも利用可能、口座のお金を使って支払いができる、コンビニやスーパーなどでも利用可能と、みずほ銀行を利用している方に便利なアプリ。
- Jコインペイ
- Jコインペイもみずほ銀行が提供しているスマホ決済サービスで、スマホアプリに預金口座からお金をチャージ、そこから支払う仕組みとなっている。みずほ銀行または参加している各地方銀行の口座があれば即座に利用可能なのも魅力。
- りそなウォレット
- りそな銀行が提供しているりそなウォレットはプリペイド式の使い方やりそな銀行の口座からの即時決済、また貯金が足りない場合も後払いできるサービスがあり、りそな銀行を利用している場合に便利なアプリ。
- バンクペイ
- バンクペイはデビットカードの普及を目指す日本電子決済推進機構が提供しているスマホ決済のサービスで、最大1000以上もの銀行口座から直接支払いが可能となる予定、J-Debitマークがある店舗で支払いが可能。
- GMO銀行Pay(GMO銀行ペイ)
- GMO銀行Payはスマホアプリから銀行口座の引き落としなどで支払いができるサービスで、「銀行Pay」を導入している金融機関、三井住友銀行やゆうちょ銀行などを利用している場合にオススメのキャッシュレスサービス。
- Payどん(ぺいどん)
- Payどんは鹿児島銀行によるキャッシュレスサービスで、簡単な操作、会員登録などは無料、アプリ暗証番号の代わりに指紋や顔による認証も可能と使いやすさと安心が合わさったアプリ、QRコードに対応しているので支払いも簡単。
日本にはない海外サービス系
キャッシュレスサービス移行の流れは日本ではむしろ遅く世界規模でキャッシュレス化が進んでいて、海外のキャッシュレスサービスも多くあります。
- アリペイ
- アリペイは中国のネット通販で知られているアリババグループによる運営で、モバイル決済業界で54%のシェアを誇る、世界で最も大きなアプリ決済サービス。日本でもインバウンド施策のため多くのお店で導入をはじめていて利用できる店舗が多い。
- Naverペイ(ネイバーペイ)
- Neverペイは韓国の決済サービスで、ラインペイとのサービス連携を2019年6月に開始、ラインペイを導入すればNeverペイも使える、訪日客が多い韓国からの観光客の呼び込みに利用できると注目されている。
- ウィーチャットペイ
- ウィーチャットペイは中国で最も使われているメッセンジャーアプリ「WeChat」に備わっているQRペイメントで、中国からの観光客を呼び込みたい場合はもちろん、ネットショッピングでも利用が可能なため今後の規模拡大が期待できる。LINEにロゴが似ている。
- ネッツペイ
- ネッツペイはシンガポールで広まっているスマホ決済サービスで、日本のアマゾンペイやd払い、プリン、またウィーチャットペイやアリペイなどとも連携していて国内・国外でも使いやすくなると期待できるサービス。
- VIA
- VIAは東南アジア系のモバイル決済連合で、2020年の東京オリンピックに向けて外国人観光客が増えるため、タイやフィリピン、ベトナムなどからの訪日客へのインバウンド施策のひとつとして注目されているアプリ。
スマホ決済(QRコード以外)
現在は多くのスマホ決済がQRコード対応となっているもののQRコード以外を採用しているスマホアプリもいくつかあり、それぞれの特徴も確認しておきましょう。
- Pollet(ポレット)
- Polletはポイントやビットコインなどの仮想通貨を1枚のカードにまとめてキャッシュレスで買い物ができるアプリで、450以上もの外貨や商品券などがチャージ可能、年齢制限や審査もなし、誰でも簡単に使える。店舗ではカード払い。
- Kyash(キャッシュ)
- プリペイド式のVisaカードがKyashで、クレジットカードもしくはデビットカードを登録可能、Kyashアプリを使ってリアルタイム管理ができるため利用後の確認や使いすぎの防止にも便利、同アカウント同士であればリアルタイム送金も可能。
- バンドルカード
- バンドルカードもVisaのプリペイドカードで、アプリからすぐに作れるバーチャルカードに使う分のお金をチャージして利用可能、本人確認が不要のタイプと海外でも使えるバンドルカードリアル+があり、カードのデザインも選択可能。
- コークオンペイ
- コークオンペイはコカコーラの自販機専用のスマホ決済アプリで自販機の前でスマホの画面をスワイプするだけで購入が可能、コークオンアプリのスタンプが貯まる、クレジットカードのポイントが貯まるとコカコーラ自販機を多く利用する方にオススメ。
- アップルペイ
- アップルペイはアップルが提供しているアプリで、iPhoneやアップルウォッチなどアップル製デバイスに追加しクレジットカードやSuicaをスキャンすればすぐに利用可能、多くの店舗で利用可能と、アップル製デバイス利用者に便利。
- GooglePay(グーグルペイ)
- GoogleによるキャッシュレスサービスがGooglePayで多くの電子マネーやクレジットカードが利用可能、Tポイントやdポイントもひとつにまとめることができる、飛行機の搭乗券も一つにまとめて管理が可能と便利なシステムが多い。
廃止されたキャッシュレス決済サービス
また様々な理由により廃止されたキャッシュレスサービスもいくつかあり、現在は利用することが出来ないので今は使えないキャッシュレスサービスもチェックしておきましょう。
- 7−Pay(セブンペイ)
- セブンペイはセブンイレブン提供のスマホ決済アプリとしてはじまったものの直後から不正アクセス問題が相次ぎ、またセキュリティの甘さもこれにより広く知られることになったため2019年9月末で廃止。
- Paymo(ペイモ)
- paymoは割り勘アプリとしてかつて広まっていたアプリで、ここ数年のキャッシュレスサービス増加と多様性に対応できない、プリペイドカードを発行していないなどの理由によって2019年5月末にてサービス終了。
まとめ
キャッシュレスサービスやスマホ決済サービスをサービス事業者などで分類し、どんな種類があるのかの一覧をまとめました。
スマホ決済が主流となりつつキャッシュレスサービスは現在一気に広まっていて、サービス事業者やスマホ決済の事業者、流通事業者など多くの事業者が参入し顧客獲得が激しい競争状態です。
サービス事業者系一覧
- ペイペイ
- LINEペイ
- 楽天ペイ
- メルペイ
- d払い
- auPay
- クオカードペイ
- ピクシブペイ
- エポスペイ
スマホ決済事業者系一覧
- Origamiペイ
- プリン
- Pay ID
- Sma-sh Pay
- アトネ
- &ペイ
- スキヤキペイ
流通事業者系一覧
- アマゾンペイ
- ローソンスマホペイ
- ファミペイ
- コープペイ
- ヨドペイ
- Uペイ
- ユニクロペイ
銀行系一覧
- みずほWallet
- Jコインペイ
- りそなウォレット
- バンクペイ
- GMO銀行Pay
- Payどん
海外サービス系一覧
- アリペイ
- Neverペイ
- ウィーチャットペイ
- ネッツペイ
- VIA
QRコード以外のスマホ決済一覧
- Pollet
- Kyash
- バンドルカード
- コークオンペイ
- アップルペイ
- GooglePay
廃止されたアプリ一覧
- セブンペイ
- paymo
このようにキャッシュレスサービスはスマホ対応や非対応、プリペイド式など様々なタイプがあり種類が多く、また銀行によるスマホ決済アプリの提供もあります。
あなたの毎日の生活に沿った使いやすい事業者のスマホ決済アプリ、また使っている銀行のアプリなどオススメアプリもあなた次第なので、ぜひ自分に合ったスマホ決済サービスを探しましょう!
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